×…カップリング
+…それ以外
<ツクダニ独白>
畑から戻ると妹と姪が出迎えてくれる。姪のおかえりを聞いて癒されながら俺はただいまを言う。夕食の支度をしてる妹の横で姪と遊んでいると、親友が仕事から戻ってきた。親友は今日も疲れたと愚痴を零しながら、幸せ一杯という顔で妹と娘を抱きしめる。その後、四人で夕食を囲むんだ。そんな夢を見た
<ツクダニ+シオカラ>
再び振り上げられた斧の柄を掴む。
「もうやめろ、死ぬぞ」
地面で蠢く敵を見やりながらそう言えば、シオカラは荒い呼吸を繰り返しながら振り返った
。血で汚れた桜色の髪の隙間から、ギラギラとした赤い目が覗く。
一瞬向けられた殺気は、視線が交わると火が消えるようにあっさりと静まった。
<ツクダニ×シオカラ 微エロ>
「体が、熱いの…っ」
濡れた唇から喘ぐ様に言葉が紡がれる。真っ赤に染まった肌を誘うように摺り寄せ、瞳からボロボロと涙を零す姿にいつものシオカラの影はない。
「助けて、ツクダニ」
か弱い少女のような表情で娼婦のような仕草をする。不釣り合いな色香に眩暈と吐き気を覚えた。凄い逃げたい
<ツクダニ+シオカラ>
不意に裾をつままれ足を止める。シオカラは俺の背中にするりと手を添えると、甘えたように身を寄せた。
「ねえ、ツクダニ…お願い」
上目づかいで誘うようにこちらを見る
「少しだけ、ね?」甘い声で囁くシオカラに、俺はしっかりと首を横に振った
「少しだけ、晩御飯に塩辛を…」「駄目だ」
<if ツクダニ死ネタ>
浅い呼吸を繰り返しながら、赤く染まった手を伸ばした。霞む視界でとらえたシオカラは、死にかけている俺を感慨もなく見下ろしている。
「ごめ、ん…ごめんな、シオカラ」
ご飯作ってやれなくてごめん、一緒に居てやれなくてごめんな。蚊の鳴くような声で絞り出した俺の言葉に、シオカラは曖昧に笑った。
「別にいいよ」
泣くどころか顔色一つ変えないシオカラに、俺は笑う。お前ならそう言うと思ったよ。「そうか」と、安堵しながら俺は静かに目を閉じた。
<if シオカラ死ネタツクダニ視点>
シオカラが死んだ後見た夢は、びっくりする程馬鹿馬鹿しい内容だった。気が重い俺を責めるように楽しかった日々が流れていく。でも、その中にシオカラの姿は出てこない。まるで俺の中からすっぽりと抜けてしまったみたいに。何度見ても、何度見ても